結論から言うと現在グローグーは劇中でライトセーバーを1度も振るっていません。
ルークとの修行中、ライトセーバー(ジェダイの道)と鎖帷子(マンダロリアンの道)の選択を迫られた際もライトセーバーを選ばず、鎖帷子を選びました。
この時ルークが提示したライトセーバーが師であり、グローグーと同じ種族であるヨーダの形見とも言えるライトセーバーでした。

一旦はルークの手元に残る形になりましたが、今後グローグーが手にする可能性はまだ少なからず残っています。
グローグーがライトセーバーを選ばなかった理由
グローグーがライトセーバーではなくベスカーの鎖帷子を選んだ最大の理由は、彼がディン・ジャリンに対して抱いていた強い「愛着」です。
ルーク・スカイウォーカーは、グローグーにフォースの訓練を施す中で、彼の心がジェダイの修行に完全には向いていない(ディン・ジャリンを恋しく思っている)ことをすでに見抜いていました。
旧ジェダイ・オーダーの厳格な教義では、特定の個人への深い愛着は喪失の恐怖を生み、ダークサイドへ転落するきっかけになり得るとして厳しく禁じられています。
ルークはヨーダのライトセーバー(ジェダイの道)と鎖帷子(マンダロリアンの道)という二つの選択肢を提示することで、グローグーの覚悟と本当の願いを確かめる試練を与えました。

結果として、グローグーはジェダイの教義に従って感情を抑圧するよりも、自分を救い父親代わりとなったディン・ジャリンへの純粋な愛情を優先することを選択しました。鎖帷子を手にするということは、孤児を家族として迎え入れるマンダロリアンへ帰還し、彼らと共に生きる決意を示していたのです。
グローグーが継ぐかもしれなかったヨーダのライトセーバー
グローグーが継ぐ可能性があったのは、彼と同じ種族であるかつてのジェダイ・グランド・マスター、ヨーダのライトセーバーです。

ルーク・スカイウォーカーは、自身の最初の生徒となったグローグーに対し、ジェダイの道(ライトセーバー)か、マンダロリアンの道(ベスカーの鎖帷子)かの選択を迫った際、この武器がヨーダのものであることを強調し、ジェダイの遺産として提示しました。彼らのような小柄な種族が扱いやすいように設計された「ショート・ライトセーバー」であり、緑色の光刃を放ちます。
このライトセーバーには、正史(カノン)における非常に興味深い歴史的背景があります。実は、『シスの復讐』でヨーダがダース・シディアスとの決闘の末に元老院議事堂で落とした元のライトセーバーは、その後に帝国によって回収され、コルサントでの祝賀式典の際に焼却炉で破壊されています(2017年のコミックで描写)。


そのため、ルークがこのライトセーバーを持っているのは設定の矛盾ではないかと一部で議論を呼びました。しかし、900年という長寿を生きたヨーダは生涯で複数のライトセーバーを所持しており、隠遁先の惑星ダゴバの小屋には「2本目の予備のライトセーバー」が箱に保管されていました。ルークが回収し、グローグーに継承させようとしたのは、このダゴバに残されていた第2のライトセーバーの方です。
結果的にグローグーはこの偉大な遺産を辞退しましたが、もし受け取っていれば、緑色の刃を振るう新たなジェダイとして歩み始めていたことになります。
黄色のライトセーバーを持つ可能性も
↑のポスターは2021年のスターウォーズ公式スタッフによるXの投稿です。
ポスターにはライトセーバーの核であるカイバークリスタル(黄色)とライトセーバーの部品と考えられるものが描かれています。
スター・ウォーズの正史(カノン)において、黄色のライトセーバーはかつて「ジェダイ・テンプル・ガード(聖堂の護衛)」が用いていた色であり、近年ではレイ・スカイウォーカーのように「過去の古い教条に縛られず、独自の新たな道を歩む者」を象徴する色として描かれています。

前述の通りルーク・スカイウォーカーとの修行において、ルークはグローグーの心が伝統的なジェダイの道には向いていないことをすでに見抜いていました。結果としてグローグーは、特定の個人への愛着を禁じるジェダイの教義ではなく、ディン・ジャリンへの純粋な愛情を優先し、マンダロリアンとして生きる道を選択しました。
このことから、彼も伝統的なジェダイの枠には収まらない存在と考えられます。彼がジェダイとしてのフォースの力を持ちながら、自身の「クラン(家族)」やマンダロリアンを外部の脅威から守り抜く「護衛者(ガード)」としての役割を担うのであれば、守護を象徴する「黄色」のブレードは、彼に合致すると言えます。
ジェダイとマンダロリアンの文化を折衷した、グローグー独自の全く新しい道を体現する色として、黄色のライトセーバーが登場する未来も可能性の1つとして十分ありえます。
まとめ|グローグーのライトセーバーは黄色が濃厚か
現在までのところ、グローグーは自身のライトセーバーを持っていません。しかし、彼の持つ強力なフォースの才能や今後の物語の展開を考えると、いつか彼が自分専用のライトセーバーを手にする可能性は大いにありえます。
ジェダイとしてのフォースの力を持ちながら、マンダロリアンとして愛する家族(クラン)を守り抜く「護衛者」となったグローグー。
二つの文化を融合させ、全く新しい道を歩み始めた彼が手にする刃の色は、まさに「守護」と「新時代」を象徴する黄色がふさわしく、その可能性は極めて濃厚と言えるのではないでしょうか。
将来の作品で、彼が黄色の光刃を振るう姿が見られる未来もあるかもしれませんね。


